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2023年3月、法人FCの募集開始!

中村悌二氏インタビュー 大金星誕生秘話(2014年4月)

 

大金星物語

スタートは今から32年前、私が29歳の時に脱サラし、銀行から5000万円の融資を受け、あるファーストフードのフランチャイズに加盟したオーナー店長としての独立、それが経営者としての第一歩でした。

銀行返済が毎月50万円、家賃、仕入れ、人件費、諸々の経費を払うと残った金額が15万円、これが私の給料でした。1日の平均労働時間15~16時間、休みは年間2~3日、もう必死で働きました。そして10年が過ぎやっと返済が終わってみると私の年齢は40歳に届くまでになっていました。

世の中の厳しさ経営の難しさを思い知らされた今思うと大変貴重な10年間でした。そんな時たまたま牛角創業者である西山知義氏と出会い、その縁で千葉県浦安の地に記念すべきフランチャイズ1号店として牛角浦安店をオープンすることになったのです。
当時は牛角なんて海のものとも山のものともわからない焼き肉屋で、誰も加盟しようなんて思いません。しかしその1号店からわずか15~16年で国内店舗数600店以上、その他アメリカや東南アジアにも進出するような一大チェーンに発展しようとは、その時は露ほども思いませんでした。

この牛角浦安店が本部もびっくりするくらいの大繁盛店になったのです。
それに伴い会社もどんどん発展していき、50歳の時に10店舗経営するまでになっていました。そしていよいよ昔からの夢だった自社業態開発に乗り出していったのです。

しかし、やってみるとこれが散々だったのです。
最初はライスバーガーとホットドッグをメインにしたファーストフード店、その名も“ホットオニーズカフェ”。2年間の研究開発の末世に送り出した自信作でした。
これがなんと毎月100万円の赤字、あっという間に累積赤字が1000万円を超え、自信が不安に希望が絶望に変わっていくのを肌で感じるような有り様、まさに自社ブランドの成功の難しさを実感させられた大怪我経験となってしまったのです。

でも私は諦めませんでした。そんな痛手にもめげず、今度は新鮮な生で食べられる豚肉をメインとした、その名も“もつ焼どんたく”をオープンさせたのです。しかしこれも月商200万円そこそこで、どんなにブラッシュアップしてもどんなに改善してもどうしても200万円の壁を越えられず頭打ち状態。そんな暗中模索の中、天の恵みかオーナー仲間の紹介で中村悌二氏と出会うことができたのです。
中村氏は業界では有名なレストランプロデューサー、繁盛店請負人という異名を持つようなまさに天才プロデューサー、ただしちょっと気難しい、これが中村氏の風評でした。
この中村氏の性格と私の性格がなぜかフィットして、迷わず“もつ焼どんたく”のコンサルタントをお願いしたところ快く引き受けてくれたのです。その理由が面白く、なんと“酒井さんツイていそうだから”だそうです。
そしてそれから本格的挑戦が始まっていくとは、その時は知る由もありませんでした。

店名も“どんたく”から“大金星”に改名、商品もすべて手作り感溢れる本物志向。以前冷凍だった肉類も全て冷蔵にし、品数も増やし、とにかく中村氏の完璧さは全てに及び妥協は絶対に許さない、これが繁盛店請負人というすごさだということを、心の底までたたき込まされるようなそんな徹底教育でした。ついていくのが精一杯で、従業員は毎日睡眠時間4~5時間のハードスケジュール。そんな試練を皆必死で耐えてくれ、平成21年1月、念願の大金星1号店が田町の地に誕生したわけであります。
これが一躍田町の人気店となり大ヒット、雑誌にも取り上げられるほどの繁盛店に成長していったわけです。
そしてその年の8月、2号店として神保町にオープン。
1階10坪、2階10坪という小さな店にも関わらず、オープン半年後にはお客様が入りきれないほどの繁盛店に成長していきました。

その後順調に出店していき、田町店オープンから5年目にセントラルキッチンを立ち上げ、関東ならどこでもその日作った商品をその日の内に届けられる新鮮手作り配送を可能にし、他社との完全な差別化に成功したのです。
そしてやる気のある人には大金星を2~3年経験させ独立を支援するのれん分け制度を開始し、今現在5人の独立オーナーを育ててきました。

「さあ、これからどんどん発展していくぞ」
そう思った矢先でした、

コロナウイルス感染症が勃発したのです。

お酒を提供する居酒屋業態にとって、それは大打撃でした。
店内は毎日閑散とした日が続き、お客様よりも従業員の方が多いなんて日が何ヶ月も続いたのです。
毎月の赤字額はねずみ算式に膨れ上がり〈倒産〉の二文字が頭をよぎりました。
そんな時、国から飲食店に支援金を補助してくれたことが大きな励みとなり、なんとか急場を凌げるようになりました。

けれども、このまま指をくわえ現状に甘んじるわけにはいきません。
「なんとかしなければ」
そんな思いから飲食のノウハウを活かせるテイクアウト専用のお惣菜屋を出店する決意に踏み切ったのです。
居酒屋で培ったメニューを一品一品見直し、もっともっとブラッシュアップしたメニューを、お惣菜や揚げ物に特化させた新業態“デリカのサカイ”をオープンさせたのです。

そして既存の居酒屋もテーブル毎にパーテーションを設置し、感染予防対策の徹底。
メニューも取り分けの必要ない一人前用メニューを開発するなど改善。
そうした努力を重ねるなか、だんだんとコロナウイルスも収束し、売上げも次第に上がっていきました。

そんな時、中村悌二氏からこんな提案があったのです。
「せっかくあんなに美味しいお惣菜や揚げ物を完成させたのだから、今度は今までのようなサラリーマンにターゲットを絞るのではなく、家族層もターゲットにした老若男女利用できる新バージョンの店を作ってみてはどうだろう」
まさにこれは目から鱗でした。
「その通りだ」
心からそう思い大きく頷いたのを記憶しています。
そして企画・開発を進め、大金星の新バージョン“ニュー大金星”が誕生したのです。

2023年6月にニュー大金星1号店として人形町にオープン。
この店が月商1,400~1,500万円の大繁盛店となり、2024年9月には東京ドームシティFOOD STADIUM TOKYOにも出店。
こちらもエリア内1位の大繁盛店になったのです。

既存の大金星でもデリカのサカイで培ったメニューを取り入れ、コロナ禍前の売上げも超える大繁盛店へと成長しました。
それにともないセントラルキッチンをもっと大きな場所へと移転。
パートさんの人数も増やし、できる限り店舗の負担もなくし、手作りの美味しい商品をたくさん提供できるようにしたのです。

現在、大金星 7店舗、ニュー大金星 2店舗。
これから先また何があるか、どんな逆境があるのかわかりませんが、挫けることなく一歩一歩しっかり歩んでいこうと、気持ちをあらたにしています。
逆境の時、一所懸命に支えてくれた社員のみんなには心から感謝です。

自社の基本理念を座標軸におき、これからも会社の発展と社員の成長に貢献していきたいと思っています。

努力 感謝 謙虚

2025年1月代表取締役 酒井敏

 

メディアのご紹介

テレビ朝日「ニュースエブリィ」で放映されました

2022年4月20日テレビ朝日「ニュースエブリィ」にて、「お客さんの一言で進化した店」特集で、大金星が紹介されました。
大人気「おひとり様ミルフィーユ鍋」の誕生秘話をご覧ください。

 

 

 

 

フランチャイズ・ショー2023に出展いたしました

画像出典:フランチャイズ・ショー

2023年3月1日(水)・2(木)・3(金)に東京ビッグサイトで開催される、「フランチャイズ・ショー2023」に弊社も出展いたしました。

フランチャイズ&起業・独立フェアに出展いたしました

フランチャイズ&起業・独立フェア2015年5月27日(水)・28(木)に東京国際フォーラムで開催された、「FCフランチャイズ&起業・独立フェア」に弊社も出展いたしました。
また、27日(水)16:10~16:35には、弊社の酒井オーナーが会場にてセミナーを行いました。

フランチャイズ&起業・独立フェアの詳細はこちら